マニアックな(と思う)細菌の話
2006年10月7日 学校・勉強 コメント (1)懐かしのあるなしクイズ
ある なし
黄色ブ菌 溶連菌
肺炎桿菌 肺炎球菌
マニアックな話。
小児における原発性免疫不全の一つ、慢性肉芽腫症では体内で活性酸素を生成できないため、細菌自体が活性酸素を産生するカタラーゼ活性陰性菌(溶連菌、肺炎球菌など)は殺菌できるが、活性酵素を分解してしまうカタラーゼ活性陽性菌(黄色ブ菌、肺炎桿菌など)は殺菌できない。
確かに微生物学の講義かなんかで、カタラーゼ産生する菌、しない菌の話はあったと思う。しかし、その話を覚えていて細菌をその2種に分けられる人が果たしてどれだけいるのだろうか?
誰もが病態を理解して疾患を理解しなさいと言うが、その病態を覚えるために更にメモリが必要になる。そんなマニアックなこと覚えても、いざって時に思考回路を復元する間は体は動いてくれないっての!
まぁ、結局丸覚えした方が役に立つことも多々あるよねぇ、という話。
ある なし
黄色ブ菌 溶連菌
肺炎桿菌 肺炎球菌
マニアックな話。
小児における原発性免疫不全の一つ、慢性肉芽腫症では体内で活性酸素を生成できないため、細菌自体が活性酸素を産生するカタラーゼ活性陰性菌(溶連菌、肺炎球菌など)は殺菌できるが、活性酵素を分解してしまうカタラーゼ活性陽性菌(黄色ブ菌、肺炎桿菌など)は殺菌できない。
確かに微生物学の講義かなんかで、カタラーゼ産生する菌、しない菌の話はあったと思う。しかし、その話を覚えていて細菌をその2種に分けられる人が果たしてどれだけいるのだろうか?
誰もが病態を理解して疾患を理解しなさいと言うが、その病態を覚えるために更にメモリが必要になる。そんなマニアックなこと覚えても、いざって時に思考回路を復元する間は体は動いてくれないっての!
まぁ、結局丸覚えした方が役に立つことも多々あるよねぇ、という話。
今年の医師国家試験は2月17日・18日・19日の3日間。
我が大学からは朝バスにて受験生を会場まで連れて行ってくれるらしいが、出発はなんと朝の5時;;
しかも会場は決して遠くなく(朝のラッシュを警戒してらしい)、例年は会場に到着してから3時間ほど試験開始まで待つことになるとか。
普段よりかなり早起きして、
緊張のあまりバスに酔って、
試験会場で緊張して待って・・・大丈夫な筈が無い!
と思い、友達と前日からホテルでも取ろうかと言う楽しい相談を。
まずは卒業させて貰わんことには国試も受けれんのですがね。
我が大学からは朝バスにて受験生を会場まで連れて行ってくれるらしいが、出発はなんと朝の5時;;
しかも会場は決して遠くなく(朝のラッシュを警戒してらしい)、例年は会場に到着してから3時間ほど試験開始まで待つことになるとか。
普段よりかなり早起きして、
緊張のあまりバスに酔って、
試験会場で緊張して待って・・・大丈夫な筈が無い!
と思い、友達と前日からホテルでも取ろうかと言う楽しい相談を。
まずは卒業させて貰わんことには国試も受けれんのですがね。
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小児は小さな成人ではない。
と昔の偉い人は言ったそうな。
実際の臨床で感じたわけでは無いが、国家試験の過去問一つ解くにしてもこれは実感させられる。
症状、検査、治療も新たに覚え直さないとならないものも少なくない。
小児なんてもんはもう別の生き物だ。
と思いながら勉強している受験生も少なくないだろう。
そんな小児科の今日の「へ〜」は
・小児の急性虫垂炎は初期に嘔吐を見ることが多い。
らしい。
小児の虫垂炎は診断が難しく、穿孔もし易いため、ぼやぼやしているとすぐに穿孔→汎発性腹膜炎となり危険な状態に。何よりも疑ってかかることが大事だそうな。
小児の腹痛と言えばアッペ(虫垂炎)とインバギ(腸重積」)と覚えておく。
と昔の偉い人は言ったそうな。
実際の臨床で感じたわけでは無いが、国家試験の過去問一つ解くにしてもこれは実感させられる。
症状、検査、治療も新たに覚え直さないとならないものも少なくない。
小児なんてもんはもう別の生き物だ。
と思いながら勉強している受験生も少なくないだろう。
そんな小児科の今日の「へ〜」は
・小児の急性虫垂炎は初期に嘔吐を見ることが多い。
らしい。
小児の虫垂炎は診断が難しく、穿孔もし易いため、ぼやぼやしているとすぐに穿孔→汎発性腹膜炎となり危険な状態に。何よりも疑ってかかることが大事だそうな。
小児の腹痛と言えばアッペ(虫垂炎)とインバギ(腸重積」)と覚えておく。
初期臨床研修の意義とは?
2006年10月4日 学校・勉強更新は久しぶりになります。
使っていたノートPCがクラッシュしたり、夏を有意義に?過ごしたりと、気づくと4ヶ月ぶりの更新となってしまいました。猛省。
今日は我が大学の医師国家試験対策の一環として、救急のちょー有名な某T沢先生の特別講義を戴きました。
講義は非常に面白く、3時間弱の時間も瞬く間の有意義な時間でした。
その講義の素晴らしさをここに書き切るには時間もその力もないため、印象に残った点を幾つか書き残して、後の自分のモチベーションにもつながるようにしたいと思います。
なぜ臨床研修が必修化されたか。何科の医師になっても、最低限のプライマリケアができる。そのための研修である筈だ。「自分は精神科だから・・・」と割り切って何もできない(しない)ことで助からない命が確実にある。そんな患者さんを助けるための初期臨床研修であるはずだ。自分の進みたい科を2年目の研修で前倒してやるのでは何のための研修か分からない。この2年間はいつか自分一人で全科当直をせざるを得なくなったとき、目の前に自分しか頼ることができない患者さんがいる時、その患者さんを助けるための初期臨床研修をしなくてはならない。
研修病院を選ぶということはそういうこと。僕は初めて研修病院を選ぶということを知りました(1年遅かった;;)。ただ、今のこのモチベーションを忘れないようにして、初期臨床研修を過ごしたい。
使っていたノートPCがクラッシュしたり、夏を有意義に?過ごしたりと、気づくと4ヶ月ぶりの更新となってしまいました。猛省。
今日は我が大学の医師国家試験対策の一環として、救急のちょー有名な某T沢先生の特別講義を戴きました。
講義は非常に面白く、3時間弱の時間も瞬く間の有意義な時間でした。
その講義の素晴らしさをここに書き切るには時間もその力もないため、印象に残った点を幾つか書き残して、後の自分のモチベーションにもつながるようにしたいと思います。
なぜ臨床研修が必修化されたか。何科の医師になっても、最低限のプライマリケアができる。そのための研修である筈だ。「自分は精神科だから・・・」と割り切って何もできない(しない)ことで助からない命が確実にある。そんな患者さんを助けるための初期臨床研修であるはずだ。自分の進みたい科を2年目の研修で前倒してやるのでは何のための研修か分からない。この2年間はいつか自分一人で全科当直をせざるを得なくなったとき、目の前に自分しか頼ることができない患者さんがいる時、その患者さんを助けるための初期臨床研修をしなくてはならない。
研修病院を選ぶということはそういうこと。僕は初めて研修病院を選ぶということを知りました(1年遅かった;;)。ただ、今のこのモチベーションを忘れないようにして、初期臨床研修を過ごしたい。
CCSが終わり、これからは国家試験対策という名の受験勉強!が始まる。
もう実習が忙しいなんていい訳は通用しないし、ダイレクトに自分の勉強が国家試験のための積み上げになる。
そうなってくると周りも気になり始める訳で。
・みんな一日何時間勉強してるんだろ?
・ちゃんと息抜きするのかな?息抜きって何時間までOK?
・某予備校教師は「週に一度は遊べ」って言ってたけど?
・てゆか夜何時間寝てるの?
・ご飯用意するのめんどくさくない?
友達に聞けばいいんだけど、「全然勉強してないよー」って台詞は大学受験の時にで聞き飽きたし(まだ言うか。って気付いたら自分も言ってる;)
現在の生活は大体朝9時前に大学来て、夜は今くらい(23時)に帰ります。
帰ったら勉強しません。メリとハリが大事ですから!
・・・これってサボりすぎ?もっとやんなきゃ全然足りないかな?
大学受験の時は割とマイペースでちゃんと寝て、ちゃんと遊んでたから、生活の全てを勉強に充てるってやったことなかったり。
心配だ・・・
もう実習が忙しいなんていい訳は通用しないし、ダイレクトに自分の勉強が国家試験のための積み上げになる。
そうなってくると周りも気になり始める訳で。
・みんな一日何時間勉強してるんだろ?
・ちゃんと息抜きするのかな?息抜きって何時間までOK?
・某予備校教師は「週に一度は遊べ」って言ってたけど?
・てゆか夜何時間寝てるの?
・ご飯用意するのめんどくさくない?
友達に聞けばいいんだけど、「全然勉強してないよー」って台詞は大学受験の時にで聞き飽きたし(まだ言うか。って気付いたら自分も言ってる;)
現在の生活は大体朝9時前に大学来て、夜は今くらい(23時)に帰ります。
帰ったら勉強しません。メリとハリが大事ですから!
・・・これってサボりすぎ?もっとやんなきゃ全然足りないかな?
大学受験の時は割とマイペースでちゃんと寝て、ちゃんと遊んでたから、生活の全てを勉強に充てるってやったことなかったり。
心配だ・・・
模試に向けて
2006年5月24日CCSも今週で終わり、来週からは本格的に?延々と国家試験対策に入るわけです。
そして、その一週間後に第一回の公開模試が実施されます。
大学受験の時以来です。
4月の時点でプレ模試とゆー模試の練習みたいなのもあったのですが、帰ってきた成績は良い部分も悪い部分も全て「この調子で頑張りましょう」:::
母集団が少なくてアテにならない模試だったので、今回が初のキチンと「評価される」模試になります。
6年生までは何とかつまずかず来たものの、今の自分は国家試験合格に、もとい「医師のスタートライン」にどれだけ近づけているのか、を初めて評価されるのです。
ここで良ければ油断せずにこのまま。
でももし目も当てられない成績だったら・・・
考えるだけで悲惨です。
取り敢えずは来週で内科QBを一通り終わらせられる予定なので、それだけはやった!とゆー自信をもって頑張ろうと思います。。
そして、その一週間後に第一回の公開模試が実施されます。
大学受験の時以来です。
4月の時点でプレ模試とゆー模試の練習みたいなのもあったのですが、帰ってきた成績は良い部分も悪い部分も全て「この調子で頑張りましょう」:::
母集団が少なくてアテにならない模試だったので、今回が初のキチンと「評価される」模試になります。
6年生までは何とかつまずかず来たものの、今の自分は国家試験合格に、もとい「医師のスタートライン」にどれだけ近づけているのか、を初めて評価されるのです。
ここで良ければ油断せずにこのまま。
でももし目も当てられない成績だったら・・・
考えるだけで悲惨です。
取り敢えずは来週で内科QBを一通り終わらせられる予定なので、それだけはやった!とゆー自信をもって頑張ろうと思います。。
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CCS 放射線科 合同カンファレンス
2006年5月16日 学校・勉強CCSの最後として放射線科を回っています。
今日は泌尿器科との合同カンファレンスの日。
去年のBLSでは運悪く?合同カンファレンスには参加できず一年が過ぎたので、初参加(初見学)となる訳ですが・・・。
症例の呈示は泌尿器科の先生から。主訴、病歴、検査所見などが簡単に読み上げられ、写真を提示。ここから放射線科の先生にバトンタッチして写真を説明するのだが・・・
ね、眠い::淡々と似たような画像をIVP、MRIのT2・造影・脂肪抑制と延々と説明していくので、段々とこちらの意識レベルも低下してきたあたりで、
いいタイミングで出席表が回ってきて眠気サッパリ!
その後、病理の先生からの標本の説明もあり、一つの疾患を様々な角度から検証。普段合わせて考えることのあまりない、写真と病理標本を合わせてのカンファレンスはなかなかに興味深く。内容は非常に稀な症例みたいで学生には難。でも退屈はしませんでした。
CCS中にはまだ呼吸器・脳外・産婦人科との合同カンファレンスも控えているので、それはそれで楽しみで。
画像だけ見るのもそれはそれで面白くはあるけど、多角的に考えるのも(矛盾する点が生じるのも含めて)有機的で良い、と思いました。
今日は泌尿器科との合同カンファレンスの日。
去年のBLSでは運悪く?合同カンファレンスには参加できず一年が過ぎたので、初参加(初見学)となる訳ですが・・・。
症例の呈示は泌尿器科の先生から。主訴、病歴、検査所見などが簡単に読み上げられ、写真を提示。ここから放射線科の先生にバトンタッチして写真を説明するのだが・・・
ね、眠い::淡々と似たような画像をIVP、MRIのT2・造影・脂肪抑制と延々と説明していくので、段々とこちらの意識レベルも低下してきたあたりで、
いいタイミングで出席表が回ってきて眠気サッパリ!
その後、病理の先生からの標本の説明もあり、一つの疾患を様々な角度から検証。普段合わせて考えることのあまりない、写真と病理標本を合わせてのカンファレンスはなかなかに興味深く。内容は非常に稀な症例みたいで学生には難。でも退屈はしませんでした。
CCS中にはまだ呼吸器・脳外・産婦人科との合同カンファレンスも控えているので、それはそれで楽しみで。
画像だけ見るのもそれはそれで面白くはあるけど、多角的に考えるのも(矛盾する点が生じるのも含めて)有機的で良い、と思いました。
久しぶりに書きます。
今日からCCSは3クール目の放射線科。
国試の画像はそれが分かれば診断がついてしまうというある意味、近道的な(診断がついても病態が分からないと結局問題は解けないが;)。
画像が苦手な自分にとってはみっちりと画像を身につける正に最後のチャンスな訳で。
而して17時までみっちり拘束されると今までのペース通りの自分の時間が取れない。
そして指導教員は超音波専門とくりゃあ・・・。
その後に自分で予備校のビデオ見て、少しでも自習しようとすれば気付けば22時。集中力も落ちてくるし、飯も食わんねば。
でも隣の自習室は誰かが勉強している雰囲気あるし、負けられないと思えばなかなか踏ん切りがつかないし。
いかん、このままのペースでやれば潰れかねん。。。
とにかく飯を食って6時間は寝る。それから考えよう。
これでいいのかは正直分からない。う〜ん受験生って感じ。
今日からCCSは3クール目の放射線科。
国試の画像はそれが分かれば診断がついてしまうというある意味、近道的な(診断がついても病態が分からないと結局問題は解けないが;)。
画像が苦手な自分にとってはみっちりと画像を身につける正に最後のチャンスな訳で。
而して17時までみっちり拘束されると今までのペース通りの自分の時間が取れない。
そして指導教員は超音波専門とくりゃあ・・・。
その後に自分で予備校のビデオ見て、少しでも自習しようとすれば気付けば22時。集中力も落ちてくるし、飯も食わんねば。
でも隣の自習室は誰かが勉強している雰囲気あるし、負けられないと思えばなかなか踏ん切りがつかないし。
いかん、このままのペースでやれば潰れかねん。。。
とにかく飯を食って6時間は寝る。それから考えよう。
これでいいのかは正直分からない。う〜ん受験生って感じ。
CCS? 精神科 病棟? 明日は明日の・・・
2006年3月31日学生が出来ることは主に患者さんに話を聞かせて戴くこと。
と言っても患者さんの都合のいい時間に行かなくては、じっくりと話を聞かせて戴くことは適わない訳で。
リハビリに行ってる時もあるし。
ご飯食べてる時もあるし。
他の患者さんと話し込んでる時もあるし。
一日中寝てる時もあるし。
部屋に居なくて何処行ってんだか分かんない時もあるし。
顔分かんなくて声かけらんない時もあるし。
(これは僕が悪い)
「ま、いっか。また明日こよーっと。」
(良くない)
今日のお勉強:薬剤性Parkinsonism
薬剤性パーキンソニズムの原因となる薬剤としては、抗精神病薬、抗うつ薬、カルシウム拮抗薬、レセルピン、抗ガン剤、鎮吐薬、インターフェロンなどが挙げられる。
ので、高齢者の痴呆(Alzheimer病とか)で治療をしていると、パーキンソニズムが見られるのは稀ではない。薬剤を切ることが難しいため、治療が必要となる。
以下はParkinson病の一般論。
4大神経症状は振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害。
その他に仮面様顔貌、すくみ現象、突進現象、加速現象がこれらに付随する。
自律神経障害として、起立性低血圧、神経因性膀胱、流涎なども重要。
精神症状は3Dと呼ばれる。痴呆Dementia、抑うつDepression、せん妄Delirium。
治療はドパミン前駆物質であるレボドパ、ドパミン受容体を刺激するブロモクリプチン、ドパミンの放出を促進するアマンタジン、ノルアドレナリンの前駆物質であるドロキシドーパ、抗コリン薬であるトリヘキシフェニジル・ビペリデンなどなど。
而してこれらの治療法は対症療法の域を出ないため、病期の進行は阻止できない。患者の臨床症状は漸次進行性の経過を辿り、末期は寝たきり状態となる。
と言っても患者さんの都合のいい時間に行かなくては、じっくりと話を聞かせて戴くことは適わない訳で。
リハビリに行ってる時もあるし。
ご飯食べてる時もあるし。
他の患者さんと話し込んでる時もあるし。
一日中寝てる時もあるし。
部屋に居なくて何処行ってんだか分かんない時もあるし。
顔分かんなくて声かけらんない時もあるし。
(これは僕が悪い)
「ま、いっか。また明日こよーっと。」
(良くない)
今日のお勉強:薬剤性Parkinsonism
Parkinson病とは錐体外路系疾患あるいは、所謂神経難病の中でも最も頻度の赤い原因不明の疾患である。Parkinson病と類似した症状を呈し、原因が明らかなものをパーキンソニズム(Parkinson症候群)と称する。
薬剤性パーキンソニズムの原因となる薬剤としては、抗精神病薬、抗うつ薬、カルシウム拮抗薬、レセルピン、抗ガン剤、鎮吐薬、インターフェロンなどが挙げられる。
ので、高齢者の痴呆(Alzheimer病とか)で治療をしていると、パーキンソニズムが見られるのは稀ではない。薬剤を切ることが難しいため、治療が必要となる。
以下はParkinson病の一般論。
4大神経症状は振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害。
その他に仮面様顔貌、すくみ現象、突進現象、加速現象がこれらに付随する。
自律神経障害として、起立性低血圧、神経因性膀胱、流涎なども重要。
精神症状は3Dと呼ばれる。痴呆Dementia、抑うつDepression、せん妄Delirium。
治療はドパミン前駆物質であるレボドパ、ドパミン受容体を刺激するブロモクリプチン、ドパミンの放出を促進するアマンタジン、ノルアドレナリンの前駆物質であるドロキシドーパ、抗コリン薬であるトリヘキシフェニジル・ビペリデンなどなど。
而してこれらの治療法は対症療法の域を出ないため、病期の進行は阻止できない。患者の臨床症状は漸次進行性の経過を辿り、末期は寝たきり状態となる。
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CCS? 精神科 教授回診?
2006年3月30日 学校・勉強しばらく引っ越しとかしてたので、お休みしました。
その間に教授回診もあったのだ。
教授回診!まさに白い巨塔!
教授の後ろに助教授以下講師助手医局員学生がずらずらずら・・・
なんてのは最近は?あまりないようだ。
普通は教授が部屋を順番に回り、その先々で担当医が各患者さんのところで待ち伏せ、大体の一週間の様子、検査結果、画像などを報告する。
なので、ぞろぞろ後ろをついて回るのは教授にアルコール綿を手渡す看護師さんと、学生だけだったりする。
あと、精神科では、やはり教授と患者さんとの問答;を逐一書き留めていく研修医の先生も教授に張り付いていく。(お疲れ様です!)
ただ、患者さんの言葉には耳もくれず、ものすごい勢いで回診を済ませてしまう教授もいる。確かに多い科だと100人も患者さんがいると1人3分でも3×100=300分で5時間もかかって仕舞う訳で。それも致し方なしか?。
教授によっては「学生のためにやてんだから、ちゃんと付いて来いよ-」とかのたまう方も;まぁ確かに学生が教授から教えが請えるのは回診と最後の総括くらいだけど。
珍しい身体所見もどんどん触らせてくれる教授も、感謝感謝。
でも質問もされるので、学生にとっては緊張の時間なのだ。
今日のお勉強:夢中遊行症(夢遊病)
学童期前後の児童に見られることが多く、通常は思春期前に消失する。
夜、子供が起きて変なことを言う、例えば「頭の中が変」とか「景色が大きい」とか。これらも夢遊病と思われがちだが、実際はこれは上記の夢遊病ではなく、てんかんである気がする。
僕自身も小さい頃、夜中に突然起きては飛び跳ねて暴れ回ったりしたらしい(その時には父に「うるさい!」と一喝されて治まった)。
またそれとは別に就学前に、夜中突然起きると突然部屋がとても広くなって自分の存在がそのまま消え去ってしまいそうな圧迫感を感じて、母親に泣きついた覚えがある。
「覚えがある」時点でこれは夢遊病とは言い難く、てんかんの一種である、視覚発作や眩暈発作に近いものだったのではないだろうか。
と今では思っている。
その間に教授回診もあったのだ。
教授回診!まさに白い巨塔!
教授の後ろに助教授以下講師助手医局員学生がずらずらずら・・・
なんてのは最近は?あまりないようだ。
普通は教授が部屋を順番に回り、その先々で担当医が各患者さんのところで待ち伏せ、大体の一週間の様子、検査結果、画像などを報告する。
なので、ぞろぞろ後ろをついて回るのは教授にアルコール綿を手渡す看護師さんと、学生だけだったりする。
あと、精神科では、やはり教授と患者さんとの問答;を逐一書き留めていく研修医の先生も教授に張り付いていく。(お疲れ様です!)
ただ、患者さんの言葉には耳もくれず、ものすごい勢いで回診を済ませてしまう教授もいる。確かに多い科だと100人も患者さんがいると1人3分でも3×100=300分で5時間もかかって仕舞う訳で。それも致し方なしか?。
教授によっては「学生のためにやてんだから、ちゃんと付いて来いよ-」とかのたまう方も;まぁ確かに学生が教授から教えが請えるのは回診と最後の総括くらいだけど。
珍しい身体所見もどんどん触らせてくれる教授も、感謝感謝。
でも質問もされるので、学生にとっては緊張の時間なのだ。
今日のお勉強:夢中遊行症(夢遊病)
深いnonREM睡眠の状態から突然に生じる異常行動。
患者は急に虚ろな表情を浮かべて徘徊する。患者は目の前の障害物をよけたり、ドアを開けるといった部分的には合目的な行動をとれるが、行動全体には目的生がない。異常行動は10分以内に終了し、患者は寝床に戻って再び眠り込む。異常鼓動の際の患者を覚醒させることは困難であり、目覚めさせたとしても患者には行動中の記憶はないことが多い。
学童期前後の児童に見られることが多く、通常は思春期前に消失する。
夜、子供が起きて変なことを言う、例えば「頭の中が変」とか「景色が大きい」とか。これらも夢遊病と思われがちだが、実際はこれは上記の夢遊病ではなく、てんかんである気がする。
僕自身も小さい頃、夜中に突然起きては飛び跳ねて暴れ回ったりしたらしい(その時には父に「うるさい!」と一喝されて治まった)。
またそれとは別に就学前に、夜中突然起きると突然部屋がとても広くなって自分の存在がそのまま消え去ってしまいそうな圧迫感を感じて、母親に泣きついた覚えがある。
「覚えがある」時点でこれは夢遊病とは言い難く、てんかんの一種である、視覚発作や眩暈発作に近いものだったのではないだろうか。
と今では思っている。
CCS? 精神科 外来? べッシュ!
2006年3月27日 学校・勉強我が大学の精神科の研修医の外来での仕事は大きく3つ。
1.初診の患者さんの予診をとる
2.初診の患者さんの本診(偉い人の診察)のベッシュライベン(書記)をする。
3.薬のオーダーをする。
このうち1.と2.をこなすのがCCSの目標である。先週研修医の先生の予診を見学させてもらったので、早速今日は予診にチャレンジ!してみた。
聞く項目は指定の用紙があるので、その通りに聞いていけばいいのだが、いざやってみるとパツる、パツる。
結局全ての項目を埋める前に研修医の先生にバトンタッチ。
去年練習したはずの基本的な問診も出来なかった・・・。
今日はいつになく初診の患者さんが多かったため、他の先生方も忙しく、期せずしてべッシュライベンにも挑戦できることに。
学生と言うことで少しは先生も気を遣ってくれるが、基本的には自分の診察のリズムは崩せない。こちらは必死で走り書く!走り書く!
これ絶対後で読めないよね;とちょっと思いながらも書く!
電子カルテあるんだから、最初っから打ちゃーいーじゃんと思いながら(以下略)
今日は有意義な外来実習になりました。
今日のお勉強:自殺企図と自殺念慮
自殺者の半分は原因が「病苦」とも言われている。どんな医者にとっても自殺は気をつけなければならない問題だと思う。
この中でも特に重要なものは、自殺企図歴と精神疾患の罹患、孤立状態にあること。特に、自殺企図歴は他の人の50-150倍の危険率がある。
自殺直前にみられる患者の言動を自殺前徴候といい、いずれも重要。
自殺の危険があると感じた場合は、丁寧に、しかし率直に「気持ちが滅入っているのではないか、死にたいほどつらいのではないか」と尋ねることが必要。曖昧のまま放置され、周囲の人々からの援助を得られず、更に孤立していくことは避けなければならない。
全ての自殺企図者は、精神科に紹介するべきであり、精神科医は、自殺に至った背景や直接の原因、精神疾患の診断などなど行う。
1.初診の患者さんの予診をとる
2.初診の患者さんの本診(偉い人の診察)のベッシュライベン(書記)をする。
3.薬のオーダーをする。
このうち1.と2.をこなすのがCCSの目標である。先週研修医の先生の予診を見学させてもらったので、早速今日は予診にチャレンジ!してみた。
聞く項目は指定の用紙があるので、その通りに聞いていけばいいのだが、いざやってみるとパツる、パツる。
結局全ての項目を埋める前に研修医の先生にバトンタッチ。
去年練習したはずの基本的な問診も出来なかった・・・。
今日はいつになく初診の患者さんが多かったため、他の先生方も忙しく、期せずしてべッシュライベンにも挑戦できることに。
学生と言うことで少しは先生も気を遣ってくれるが、基本的には自分の診察のリズムは崩せない。こちらは必死で走り書く!走り書く!
これ絶対後で読めないよね;とちょっと思いながらも書く!
電子カルテあるんだから、最初っから打ちゃーいーじゃんと思いながら(以下略)
今日は有意義な外来実習になりました。
今日のお勉強:自殺企図と自殺念慮
我が国では一年間に人口10万人当たり約25人が自殺する。(交通事故の約2.5倍!)
更に、自殺1件に対してその10-20倍の自殺企図が生じている。
自殺企図者や自殺念慮の強い人に対しては、精神科吸収医療に置いても、身体疾患の救急医療においても、等しく適切で迅速な対応が求められる。
自殺者の半分は原因が「病苦」とも言われている。どんな医者にとっても自殺は気をつけなければならない問題だと思う。
自殺の危険因子
・自殺企図歴
・精神疾患(統合失調症、躁鬱病、アルコール依存、薬物依存、人格障害など)の現病歴および既往歴
・重症身体疾患
・援助組織の欠如(未婚、離婚、死別など)
・性別(既遂者には男性が多く、未遂者には女性が多い)
・年齢(高齢者ほど自殺率が高い)
・事故発生(繰り返し事故を起こす、事故を予防しようとしない、身体疾患に関する医師の助言を無視する)
・児童期の被虐待
この中でも特に重要なものは、自殺企図歴と精神疾患の罹患、孤立状態にあること。特に、自殺企図歴は他の人の50-150倍の危険率がある。
自殺前徴候
・言語的徴候:直接的な発現(死にたい)、間接的な発現(世の中が嫌になった)
・行動的徴候:直接的な行動(自殺企図、刃物や薬物の入手)、間接的な行動(身辺整理)
・精神症状:抑うつ状態、急性幻覚妄想状態、せん妄
自殺直前にみられる患者の言動を自殺前徴候といい、いずれも重要。
自殺の危険があると感じた場合は、丁寧に、しかし率直に「気持ちが滅入っているのではないか、死にたいほどつらいのではないか」と尋ねることが必要。曖昧のまま放置され、周囲の人々からの援助を得られず、更に孤立していくことは避けなければならない。
全ての自殺企図者は、精神科に紹介するべきであり、精神科医は、自殺に至った背景や直接の原因、精神疾患の診断などなど行う。
CCS? 精神科 病棟?
2006年3月24日 学校・勉強担当の先生の忙しい合間を縫ってもらい、(やっと!?)病棟に連れて行ってもらった。
5年生のBSL(Bed side learing)以来だったが、いくら精神科と言えども流石は大学病院。顔見知りの患者さんは居なかった。
精神科の病棟は幾つかの区域に分けられている。
どこの科でもそうだが、男部屋と女部屋、個室と大部屋。
そして精神科に特有なのが開放病棟と閉鎖病棟である。
開放病棟は他科同様の病棟と考えて差し支えない。
患者さんは自由に病院内を歩き回ることができ、面会も気軽に行える。
閉鎖病棟は施錠された区域であり、患者さんの行動範囲は制限される。
しかし、その名前のイメージほど暗いところではない。病棟内は自由に歩き回れるし、他の患者さんと談笑したり、軽い遊びに興じている人たちもいる。ただ夜中に徘徊癖があるなど、放っておくと問題行動を起こしそうな方はこちらに入っていただくこととなる。
そう言えば、明確な基準は分からない。今度聞いてみよう。
そして、閉鎖病棟でも最も奥にある、外からも中からも鍵無しでは出入りが出来ない病室がある。レストルームとか名前は穏やかだが実質的には座敷牢。その中には布団と便座、そして木の格子を挟んで時計とエアコンのみが置かれている。
ここには所謂「自傷他害」、他人に迷惑をかけたり自分で自分を傷つけてしまう方が入っていただくことになる。
と言っても現代日本は人権社会、ここに入るにはそれ相応の手続きと専門医の診断とが必要となるので、不当に拘束されるようなことはない。
その拘束時間も何日以内とか法律で決まっているとか(それは身体を完全に拘束する時だったかな?)。
勿論これら病棟に付属したナース・ステーションには、他科ではまずお目にかかれないような屈強な看護師が必ず常駐している・・・。
そう言えば誰かが「やっぱり精神科は腕っ節の強い男性がなるべきだ」て言ってた気がする;
5年生のBSL(Bed side learing)以来だったが、いくら精神科と言えども流石は大学病院。顔見知りの患者さんは居なかった。
精神科の病棟は幾つかの区域に分けられている。
どこの科でもそうだが、男部屋と女部屋、個室と大部屋。
そして精神科に特有なのが開放病棟と閉鎖病棟である。
開放病棟は他科同様の病棟と考えて差し支えない。
患者さんは自由に病院内を歩き回ることができ、面会も気軽に行える。
閉鎖病棟は施錠された区域であり、患者さんの行動範囲は制限される。
しかし、その名前のイメージほど暗いところではない。病棟内は自由に歩き回れるし、他の患者さんと談笑したり、軽い遊びに興じている人たちもいる。ただ夜中に徘徊癖があるなど、放っておくと問題行動を起こしそうな方はこちらに入っていただくこととなる。
そう言えば、明確な基準は分からない。今度聞いてみよう。
そして、閉鎖病棟でも最も奥にある、外からも中からも鍵無しでは出入りが出来ない病室がある。レストルームとか名前は穏やかだが実質的には座敷牢。その中には布団と便座、そして木の格子を挟んで時計とエアコンのみが置かれている。
ここには所謂「自傷他害」、他人に迷惑をかけたり自分で自分を傷つけてしまう方が入っていただくことになる。
と言っても現代日本は人権社会、ここに入るにはそれ相応の手続きと専門医の診断とが必要となるので、不当に拘束されるようなことはない。
その拘束時間も何日以内とか法律で決まっているとか(それは身体を完全に拘束する時だったかな?)。
勿論これら病棟に付属したナース・ステーションには、他科ではまずお目にかかれないような屈強な看護師が必ず常駐している・・・。
そう言えば誰かが「やっぱり精神科は腕っ節の強い男性がなるべきだ」て言ってた気がする;
CCS? 精神科 外来?
2006年3月24日 学校・勉強以前の内容にもやや重複するが、外来にて教授にお話を戴いたので、記しておく。
精神科に来た患者さんの病気の原因は大きく3つに分けて考えることが出来る。
・器質因:脳に腫瘍があるとか。
・内因:遺伝的要因。家族に同様の病気の人がいるとか。
・心因:ストレスとか。
もちろんこれらが単体で働く時もあるが(器質因が単体で働いたら神経内科とか脳外科の分野になるけど)、多くの患者さんはこれらが組み合わさって原因となっている。
これらの原因のうち最も考えられる原因を主因、それら以外を副因もしくは誘因として分ける。
最も、心因が主因で来ている患者さんはそれ以上の分類が難しいので「心気症」という括りになってしまうのだが・・・。
多くの症状を抱えてやってきた患者さんの、その病歴からハッキリと原因を断定して、病気の名前を付けるのは非常に難しい。
実際の臨床は国家試験の問題のように答えが決まっているわけでは無い。特に精神科はICD-10やDSM-?のような診断基準はあるものの、まだまだその診断には医師の経験などに大きく委ねられている様にも思われる。
でも、その曖昧さこそが精神科の面白さの一因なのかもしれない。
精神科に来た患者さんの病気の原因は大きく3つに分けて考えることが出来る。
・器質因:脳に腫瘍があるとか。
・内因:遺伝的要因。家族に同様の病気の人がいるとか。
・心因:ストレスとか。
もちろんこれらが単体で働く時もあるが(器質因が単体で働いたら神経内科とか脳外科の分野になるけど)、多くの患者さんはこれらが組み合わさって原因となっている。
これらの原因のうち最も考えられる原因を主因、それら以外を副因もしくは誘因として分ける。
最も、心因が主因で来ている患者さんはそれ以上の分類が難しいので「心気症」という括りになってしまうのだが・・・。
多くの症状を抱えてやってきた患者さんの、その病歴からハッキリと原因を断定して、病気の名前を付けるのは非常に難しい。
実際の臨床は国家試験の問題のように答えが決まっているわけでは無い。特に精神科はICD-10やDSM-?のような診断基準はあるものの、まだまだその診断には医師の経験などに大きく委ねられている様にも思われる。
でも、その曖昧さこそが精神科の面白さの一因なのかもしれない。
「精神科の診断って推理小説みたいなところもあるでしょう?」(某助教授のことば)
「精神医学にはロマンの香りがある」(某教科書のことば)
CCS? 精神科 外来?
2006年3月23日 学校・勉強とにかく待つ。先生が来るのを。患者さんが来るのを。
今日のお勉強:神経性大食症
同様の摂食障害として神経性食思不振症(所謂拒食症)があり、どちらも思春期〜青年期の若い女性を中心に増加している。
精神症状として極度の痩せ願望や肥満恐怖、抑鬱、不安、強迫症状、失感情症が見られる。
拒食症との違いは病識があること(自分で異常だと分かる)、活動性に乏しいことなど。
吐き続ける訳なので、食道や胃が傷害されることもあるが、最も注意すべきは電解質障害(低K血症)。
自然治癒傾向もあるが、死亡率も0ではない(0.3%とか)。慢性化すると厄介なので、早めに受診をお薦め。
今日のお勉強:神経性大食症
【概念】自制困難な摂食の欲求を生じて、短時間に大量の食物を脅迫的に摂取しては、その後嘔吐や下剤の乱用、翌日の接触制限、不食などにより体重増加を防ぎ、体重は正常範囲内で変動し、過食後に無気力感、抑うつ気分、自己卑下を伴う症候群
同様の摂食障害として神経性食思不振症(所謂拒食症)があり、どちらも思春期〜青年期の若い女性を中心に増加している。
精神症状として極度の痩せ願望や肥満恐怖、抑鬱、不安、強迫症状、失感情症が見られる。
拒食症との違いは病識があること(自分で異常だと分かる)、活動性に乏しいことなど。
吐き続ける訳なので、食道や胃が傷害されることもあるが、最も注意すべきは電解質障害(低K血症)。
自然治癒傾向もあるが、死亡率も0ではない(0.3%とか)。慢性化すると厄介なので、早めに受診をお薦め。
CCS? 精神科 外来?
2006年3月22日 学校・勉強本日は外来診察見学人数0。
理由は、受診された患者さんに見学を拒否されたため・・・。
一昔前までは学生が居ようが居まいがお構いなしに外来は見学できたものだが、インフォームド・コンセントが叫ばれる昨今、学生の見学も患者さんの許可を取らなければ出来ないらしい。
まぁ、当たり前っちゃあ当たり前だけど。自分の調子悪いのを、医師でもない赤の他人にそりゃ見られたくないよね。
特に精神科っていう名前が余計に足枷になってるのかも。
ただまぁ、そういった患者さんの協力無しには、我々学生は病院実習という名の実地訓練が全く出来ない訳なんだけど・・・。
それも強要できるものではないしね、やっぱり。
「白い巨塔」でも言ってたかもだけど、大学病院は診療・研究・教育が三本柱。
患者さんにも見られたくないことは多々あるとは思うけど、大学病院の宿命と思って、協力していただけたらとちょっとだけお願い。
学生は基本的に見ているだけだし(ホンのちょっとだけ手出すかもだけど;)、守秘義務だって医師同様だし。僕がもし同様の立場になった時も出来る限り拒否しないようにするので・・・。
でもホントに嫌な場合は、キチンと拒否して下さい。それによってその後の診療に不利益が生じることなどは絶対にありません。
今日のお勉強:症状性精神障害
具体的には、糖尿病、伝染病、癌、心疾患、肝疾患などなどが中枢神経系に作用して精神障害を起こすもの。
総合病院における精神科リエゾン・コンサルテーションサービスの重要な対象となる(科を越えた協力が必要!ってコト)。
内科的な病気の他にも女性の月経や妊娠、手術後、薬剤によるものなど多岐に渡る。
基本的には、基礎疾患の治療が第一だが、精神科的な症状が強い場合には対症的に薬剤を投与したりする。
基礎疾患の判別はその病気によるものか、その病気に対して投与している薬剤が原因か迷うこともあるが、薬剤は中止すれば症状が軽快することもある(中止できないことが多いから難しい)。
鬱傾向の人にインターフェロンが禁忌ってのは国試での超重要事項!
理由は、受診された患者さんに見学を拒否されたため・・・。
一昔前までは学生が居ようが居まいがお構いなしに外来は見学できたものだが、インフォームド・コンセントが叫ばれる昨今、学生の見学も患者さんの許可を取らなければ出来ないらしい。
まぁ、当たり前っちゃあ当たり前だけど。自分の調子悪いのを、医師でもない赤の他人にそりゃ見られたくないよね。
特に精神科っていう名前が余計に足枷になってるのかも。
ただまぁ、そういった患者さんの協力無しには、我々学生は病院実習という名の実地訓練が全く出来ない訳なんだけど・・・。
それも強要できるものではないしね、やっぱり。
「白い巨塔」でも言ってたかもだけど、大学病院は診療・研究・教育が三本柱。
患者さんにも見られたくないことは多々あるとは思うけど、大学病院の宿命と思って、協力していただけたらとちょっとだけお願い。
学生は基本的に見ているだけだし(ホンのちょっとだけ手出すかもだけど;)、守秘義務だって医師同様だし。僕がもし同様の立場になった時も出来る限り拒否しないようにするので・・・。
でもホントに嫌な場合は、キチンと拒否して下さい。それによってその後の診療に不利益が生じることなどは絶対にありません。
今日のお勉強:症状性精神障害
【概念】内因性精神障害に対して、精神障害が、特定の原因に基づく中枢神経系の器質的ないし機能障害によるものを外因性精神障害という。その中で、全身疾患または脳以外の身体疾患の際に起こる精神障害を症状性精神障害という、
具体的には、糖尿病、伝染病、癌、心疾患、肝疾患などなどが中枢神経系に作用して精神障害を起こすもの。
総合病院における精神科リエゾン・コンサルテーションサービスの重要な対象となる(科を越えた協力が必要!ってコト)。
内科的な病気の他にも女性の月経や妊娠、手術後、薬剤によるものなど多岐に渡る。
基本的には、基礎疾患の治療が第一だが、精神科的な症状が強い場合には対症的に薬剤を投与したりする。
基礎疾患の判別はその病気によるものか、その病気に対して投与している薬剤が原因か迷うこともあるが、薬剤は中止すれば症状が軽快することもある(中止できないことが多いから難しい)。
鬱傾向の人にインターフェロンが禁忌ってのは国試での超重要事項!
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祝日はお休み♪学生で良かった。
朝からだらだら教科書見ながら、これだけは夢中で見てしまった。
昔少しだけソフトボールをかじったことがあり、野球の面白さは少しは分かっているつもりだったが、今日の試合は素晴しかった。
こんなに興奮して野球を見たのは初めてだし、勝利の瞬間は思わず一人で飛び上がってしまった。野球ってホントに面白い。
おめでとう、日本。ありがとう、日本!
これを励みにこれからも色々と頑張りたいと思います。
朝からだらだら教科書見ながら、これだけは夢中で見てしまった。
昔少しだけソフトボールをかじったことがあり、野球の面白さは少しは分かっているつもりだったが、今日の試合は素晴しかった。
こんなに興奮して野球を見たのは初めてだし、勝利の瞬間は思わず一人で飛び上がってしまった。野球ってホントに面白い。
おめでとう、日本。ありがとう、日本!
これを励みにこれからも色々と頑張りたいと思います。
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CCS? 精神科 外来?
2006年3月20日 学校・勉強待望の!?CCS初日、精神科のスタート。
まずは助教授のオリエンテーションから。
CCSとは上級医のクラーク(小間使い)となり、ついて回りその業務を学ぶみたいなものらしい。そして僕の担当の先生は早速外勤のため不在・・・。
そんな訳で今日のtaskは外来見学。研修医の先生が予め予診を取った患者さんの教授先生による診察を見学。(CCSの達成目標の1つはこの予診を取れるようになること!)
精神科の診察で重要なことはまず器質的疾患を除外すること。
「ストレスで頭が痛いんですが・・・」と来院した患者さんを、ストレスによる精神的な病気!と思ったら、後で脳に腫瘍がありました、なんてのは洒落にならない。まずは神経の疾患ではないか、脳の症状はないかを確認する必要がある。
後はやっぱり患者さんの話をよく聞くこと。これが当たり前だけど難しい。必要な情報はこちらから集める必要があるし、関係なさそうな訴えの中にも重要な情報を含んでいることもある。常に症状から出来るだけ多くの疾患を考えて、重篤なものから除外していく必要がある。
基本はやはり学生のうちからある程度身につけておきたいしね。
今日のお勉強:心身症
要はストレスとか(心理社会的因子)で体の調子が悪くなる(器質的ないし機能的障害)という、「病は気から」を地で行く疾患、らしい。
心身症になりやすい性格っつーのもある。大雑把に言えばストレスに弱いとか、いつも時間に追われちゃう人とか。
分かりやすい症状としては喘息、消化性潰瘍、偏頭痛、肥満などなど。
不安を緩和するために向精神薬による薬物療法もアリらしい。
まずは助教授のオリエンテーションから。
CCSとは上級医のクラーク(小間使い)となり、ついて回りその業務を学ぶみたいなものらしい。そして僕の担当の先生は早速外勤のため不在・・・。
そんな訳で今日のtaskは外来見学。研修医の先生が予め予診を取った患者さんの教授先生による診察を見学。(CCSの達成目標の1つはこの予診を取れるようになること!)
精神科の診察で重要なことはまず器質的疾患を除外すること。
「ストレスで頭が痛いんですが・・・」と来院した患者さんを、ストレスによる精神的な病気!と思ったら、後で脳に腫瘍がありました、なんてのは洒落にならない。まずは神経の疾患ではないか、脳の症状はないかを確認する必要がある。
後はやっぱり患者さんの話をよく聞くこと。これが当たり前だけど難しい。必要な情報はこちらから集める必要があるし、関係なさそうな訴えの中にも重要な情報を含んでいることもある。常に症状から出来るだけ多くの疾患を考えて、重篤なものから除外していく必要がある。
基本はやはり学生のうちからある程度身につけておきたいしね。
今日のお勉強:心身症
【定義】身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症性障害や鬱病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する。
要はストレスとか(心理社会的因子)で体の調子が悪くなる(器質的ないし機能的障害)という、「病は気から」を地で行く疾患、らしい。
心身症になりやすい性格っつーのもある。大雑把に言えばストレスに弱いとか、いつも時間に追われちゃう人とか。
分かりやすい症状としては喘息、消化性潰瘍、偏頭痛、肥満などなど。
【治療】精神面に対する治療と身体面に対する治療の両方共が重要。適応される精神療法を羅列すると自律訓練法、行動療法、交流分析、家族療法、バイオフィードバック療法、カウンセリング、森田療法、認知行動療法などなど。
不安を緩和するために向精神薬による薬物療法もアリらしい。
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明日20日よりCCSが始まる。(実質的第6学年のスタート)
CCS クリニカル・クラーク・シップ
学生が自らのニーズ、すなわち個人的興味、将来の希望・進路に応じて自分に必要なカリキュラムを組むシステムである・・・らしい。
第5学年次に行うBSL(Bed side learning)とは異なり自分で好きな科目を履修できる・より踏み込んだ実習を行えるのがCCSである。
1クール(3週間)毎に1科目、合計3クールで3科目を履修。
僕の場合は
・第1クール:精神科
・第2クール:総合心療内科
・第3クール:放射線科
を履修する。
精神科は実際の第一希望である。元々心理学に興味があった僕にとっては、医学部においてもやはり精神科が最も興味が持てた科であった。
総合心療内科は若干なりともプライマリーケアに興味があったため、としておこう。これからの大学病院ではプライマリーケアを学ぶのが難しくなりそうだし。
放射線科はいわゆる写真(レントゲンやMRIなどなど)を読んで判別する科である。こればかしは数をこなすのが近道。3週間かけてみっちりと写真を読もうということだ。
内科・外科の類が全くないのが、気になるかもしれないが、メジャーな科は忙しくてキツイのだ。そりゃ医師になるのだから避けて通れる訳はないが、実習で国家試験に必要なものばかりが身に付くわけではない。結局国家試験はどれだけ本を読むか、参考書を覚えるか、問題を解き続けるかだ。確かに実習では直接身につけることは忘れないとは思うが、効率というものも必要である。としたら興味のある科で効率よく知識を吸収した方が良いに違いない。
と言い訳してみる。
CCS クリニカル・クラーク・シップ
学生が自らのニーズ、すなわち個人的興味、将来の希望・進路に応じて自分に必要なカリキュラムを組むシステムである・・・らしい。
第5学年次に行うBSL(Bed side learning)とは異なり自分で好きな科目を履修できる・より踏み込んだ実習を行えるのがCCSである。
1クール(3週間)毎に1科目、合計3クールで3科目を履修。
僕の場合は
・第1クール:精神科
・第2クール:総合心療内科
・第3クール:放射線科
を履修する。
精神科は実際の第一希望である。元々心理学に興味があった僕にとっては、医学部においてもやはり精神科が最も興味が持てた科であった。
総合心療内科は若干なりともプライマリーケアに興味があったため、としておこう。これからの大学病院ではプライマリーケアを学ぶのが難しくなりそうだし。
放射線科はいわゆる写真(レントゲンやMRIなどなど)を読んで判別する科である。こればかしは数をこなすのが近道。3週間かけてみっちりと写真を読もうということだ。
内科・外科の類が全くないのが、気になるかもしれないが、メジャーな科は忙しくてキツイのだ。そりゃ医師になるのだから避けて通れる訳はないが、実習で国家試験に必要なものばかりが身に付くわけではない。結局国家試験はどれだけ本を読むか、参考書を覚えるか、問題を解き続けるかだ。確かに実習では直接身につけることは忘れないとは思うが、効率というものも必要である。としたら興味のある科で効率よく知識を吸収した方が良いに違いない。
と言い訳してみる。