こころ (集英社文庫)
2009年11月9日 読書
小学の時に公〇式で読んで
高校の時に初めて全文読んで
先日の学会の帰りの電車で3度目の通読でした
感想はその時々で違うものの、今回は、
自分の中の命題とも言える
「人と人とは分かり合えることができるか」
という点において琴線に触れるものがありました
久方振りに(高校生以来か)陰鬱な物思いに耽った感じです
終わり方が物足りないのは、私だけ?
高校の時に初めて全文読んで
先日の学会の帰りの電車で3度目の通読でした
感想はその時々で違うものの、今回は、
自分の中の命題とも言える
「人と人とは分かり合えることができるか」
という点において琴線に触れるものがありました
久方振りに(高校生以来か)陰鬱な物思いに耽った感じです
終わり方が物足りないのは、私だけ?
遂に春夏秋冬読了。
静かな「冬」の物語でした。
S&M、V、そして四季シリーズのまとめとなる作品。
正直今までの作品全てを覚えている訳ではないので、若干着いていけなくなりもしたけど;;
おそらく、これが、ターニングポイント。
蒔かれた種は多数。
どんな花を咲かせてくれるのか。
ワクワクしながら次(の文庫化)を待つ。
静かな「冬」の物語でした。
S&M、V、そして四季シリーズのまとめとなる作品。
正直今までの作品全てを覚えている訳ではないので、若干着いていけなくなりもしたけど;;
おそらく、これが、ターニングポイント。
蒔かれた種は多数。
どんな花を咲かせてくれるのか。
ワクワクしながら次(の文庫化)を待つ。
読了。
何日かかけてたるたる読んでいたが、中盤から衝撃過ぎる展開というか事実の露呈に大興奮。
夜更かしして読み、
次の日の朝、更に早起きして読み終えてしまった。
人々の前から姿を消した天才、真賀田四季。
しかし、その残像に導かれるように巡り合う人々。
彼らは何を見、何を見つけるのか。
森博嗣ファンにとっての究極のカタルシス。
思わず字を追う我が目を疑い、ページを捲るのももどかしく、次の文章を追ってしまう。
SとH、そしてMとVの邂逅。
正に読者にとっての実りの秋。この豊潤さは今まで読んだどんな小説も比べ物にならない。
これは、もう、一生僕はこの作家に首っ丈だろう。
え?てゆうかまだ「冬」があるの?
何日かかけてたるたる読んでいたが、中盤から衝撃過ぎる展開というか事実の露呈に大興奮。
夜更かしして読み、
次の日の朝、更に早起きして読み終えてしまった。
人々の前から姿を消した天才、真賀田四季。
しかし、その残像に導かれるように巡り合う人々。
彼らは何を見、何を見つけるのか。
森博嗣ファンにとっての究極のカタルシス。
思わず字を追う我が目を疑い、ページを捲るのももどかしく、次の文章を追ってしまう。
SとH、そしてMとVの邂逅。
正に読者にとっての実りの秋。この豊潤さは今まで読んだどんな小説も比べ物にならない。
これは、もう、一生僕はこの作家に首っ丈だろう。
え?てゆうかまだ「冬」があるの?
読了。
S&Mシリーズを読まれている方は御存知の内容だろうけど、そうでない方には中々衝撃的な内容だったのではないだろうか。
というか夏でここまで描いてしまって、残りの秋冬の内容はどうなるのだろう?と心配になるほど濃い内容。ここまで4冊でやると思ってたのになぁ・・・。
そういう意味ではこの先は未知の領域。(既に理解の範疇を大幅に超えているが;;)
S&Mシリーズの萌絵の時もそうだったけど、今回の四季の一挙手一投足に本当にドキドキしてしまう。物凄い切れ味の良いナイフのような鋭さの中に一瞬(読者だけが)垣間見ることが出来る、何ていうのか、暖かみ・柔らかさ、に惹きつけられて止まない。「春」でとことんまで突き詰めた「天才」の中に生じた「夏」だけの一瞬の幻のような人間らしさ。「秋」「冬」でどこまで行けるのだろうか。
そして12月15日に発売している筈の文庫版「秋」「冬」、近くの書店を探しても何故か見つからない・・・そんなに大人気なのか!?
S&Mシリーズを読まれている方は御存知の内容だろうけど、そうでない方には中々衝撃的な内容だったのではないだろうか。
というか夏でここまで描いてしまって、残りの秋冬の内容はどうなるのだろう?と心配になるほど濃い内容。ここまで4冊でやると思ってたのになぁ・・・。
そういう意味ではこの先は未知の領域。(既に理解の範疇を大幅に超えているが;;)
S&Mシリーズの萌絵の時もそうだったけど、今回の四季の一挙手一投足に本当にドキドキしてしまう。物凄い切れ味の良いナイフのような鋭さの中に一瞬(読者だけが)垣間見ることが出来る、何ていうのか、暖かみ・柔らかさ、に惹きつけられて止まない。「春」でとことんまで突き詰めた「天才」の中に生じた「夏」だけの一瞬の幻のような人間らしさ。「秋」「冬」でどこまで行けるのだろうか。
そして12月15日に発売している筈の文庫版「秋」「冬」、近くの書店を探しても何故か見つからない・・・そんなに大人気なのか!?
ISBN:4062755688 文庫 森 博嗣 講談社 ¥620
森博嗣は文庫化を待って必ずチェックしている。
これも楽しみにしていた一冊。既に「春夏秋冬」文庫版でも出揃っている、その一冊目。
以下、粗筋を一部抜粋。
圧倒的な読後感。
創作というものは、その本人が持っているものからしか生まれない
と考えると・・・ただただ森博嗣という才能が恐ろしい。
96年に発表されたデビュー作「すべてがFになる」から考えてあったとしか思えない複線の数々。
そしてS&Mシリーズ、Vシリーズもその一本のラインの上にあることを思わせる描写。
徹頭徹尾騙され続ける、それこそ一流のエンターテイメント。
森博嗣の著作は、本当に、いつか読み終えてしまう日が来るのが惜しい。
森博嗣は文庫化を待って必ずチェックしている。
これも楽しみにしていた一冊。既に「春夏秋冬」文庫版でも出揃っている、その一冊目。
以下、粗筋を一部抜粋。
天才科学者・真賀田四季。彼女は五歳になるまでに語学を、六歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。
圧倒的な読後感。
創作というものは、その本人が持っているものからしか生まれない
と考えると・・・ただただ森博嗣という才能が恐ろしい。
96年に発表されたデビュー作「すべてがFになる」から考えてあったとしか思えない複線の数々。
そしてS&Mシリーズ、Vシリーズもその一本のラインの上にあることを思わせる描写。
徹頭徹尾騙され続ける、それこそ一流のエンターテイメント。
森博嗣の著作は、本当に、いつか読み終えてしまう日が来るのが惜しい。
ISBN:4062755327 文庫 島田 荘司 講談社 ¥920
文庫化されてからちんたらちんたらと読んでいて、
もうすぐ読み終わりそうなので。
横浜は馬車道に探偵事務所を構えてからウン十年。
気づけば脳生理学者としてウプサラ大学の教授にまでなっていた御手洗潔先生。(なんつー適当な紹介;;)
今回、そんな先生の元を訪れたのは、ある時点から全く記銘ができなくなった男であった。
壊れた記憶を取り戻す鍵は彼の記した破天荒な童話「タンジール蜜柑共和国への帰還」にある、と御手洗先生は指摘する・・・
とても現実のものとは思えない童話から「事実」を見つけ出していく御手洗潔。その手法は彼の鮮烈なるデビュー作「占星術殺人事件」を彷彿とさせる。
人間の脳の不思議を垣間見える作品でもあるし、僕らの知りえることの出来ないある時代のある国の文化を覗くことも出来る(これ以上はネタバレ)。
それでいてエンディングは人情が沁みる?スッキリとした読後感が味わえる(だろう雰囲気、今のところ)。
やはり御手洗潔モノはよい、島田荘司は凄い、と改めて思わされた一冊。
文庫化されてからちんたらちんたらと読んでいて、
もうすぐ読み終わりそうなので。
横浜は馬車道に探偵事務所を構えてからウン十年。
気づけば脳生理学者としてウプサラ大学の教授にまでなっていた御手洗潔先生。(なんつー適当な紹介;;)
今回、そんな先生の元を訪れたのは、ある時点から全く記銘ができなくなった男であった。
壊れた記憶を取り戻す鍵は彼の記した破天荒な童話「タンジール蜜柑共和国への帰還」にある、と御手洗先生は指摘する・・・
とても現実のものとは思えない童話から「事実」を見つけ出していく御手洗潔。その手法は彼の鮮烈なるデビュー作「占星術殺人事件」を彷彿とさせる。
人間の脳の不思議を垣間見える作品でもあるし、僕らの知りえることの出来ないある時代のある国の文化を覗くことも出来る(これ以上はネタバレ)。
それでいてエンディングは人情が沁みる?スッキリとした読後感が味わえる(だろう雰囲気、今のところ)。
やはり御手洗潔モノはよい、島田荘司は凄い、と改めて思わされた一冊。
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