ISBN:4062755327 文庫 島田 荘司 講談社 ¥920
文庫化されてからちんたらちんたらと読んでいて、
もうすぐ読み終わりそうなので。
横浜は馬車道に探偵事務所を構えてからウン十年。
気づけば脳生理学者としてウプサラ大学の教授にまでなっていた御手洗潔先生。(なんつー適当な紹介;;)
今回、そんな先生の元を訪れたのは、ある時点から全く記銘ができなくなった男であった。
壊れた記憶を取り戻す鍵は彼の記した破天荒な童話「タンジール蜜柑共和国への帰還」にある、と御手洗先生は指摘する・・・
とても現実のものとは思えない童話から「事実」を見つけ出していく御手洗潔。その手法は彼の鮮烈なるデビュー作「占星術殺人事件」を彷彿とさせる。
人間の脳の不思議を垣間見える作品でもあるし、僕らの知りえることの出来ないある時代のある国の文化を覗くことも出来る(これ以上はネタバレ)。
それでいてエンディングは人情が沁みる?スッキリとした読後感が味わえる(だろう雰囲気、今のところ)。
やはり御手洗潔モノはよい、島田荘司は凄い、と改めて思わされた一冊。
文庫化されてからちんたらちんたらと読んでいて、
もうすぐ読み終わりそうなので。
横浜は馬車道に探偵事務所を構えてからウン十年。
気づけば脳生理学者としてウプサラ大学の教授にまでなっていた御手洗潔先生。(なんつー適当な紹介;;)
今回、そんな先生の元を訪れたのは、ある時点から全く記銘ができなくなった男であった。
壊れた記憶を取り戻す鍵は彼の記した破天荒な童話「タンジール蜜柑共和国への帰還」にある、と御手洗先生は指摘する・・・
とても現実のものとは思えない童話から「事実」を見つけ出していく御手洗潔。その手法は彼の鮮烈なるデビュー作「占星術殺人事件」を彷彿とさせる。
人間の脳の不思議を垣間見える作品でもあるし、僕らの知りえることの出来ないある時代のある国の文化を覗くことも出来る(これ以上はネタバレ)。
それでいてエンディングは人情が沁みる?スッキリとした読後感が味わえる(だろう雰囲気、今のところ)。
やはり御手洗潔モノはよい、島田荘司は凄い、と改めて思わされた一冊。
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