一連の事件に関して思うことを

国家試験に向けて勉強中の一学生として見ても、こちらの先生方は明らかな禁忌肢を沢山踏んでいらっしゃる訳で。
「病気腎を移植」の第一報を聞いた時は耳を疑いました。

数日たっての釈明で開き直る当事者の先生を見てもやっぱり「少し」「変わった」先生との印象でした。

ところが、新聞やネットで聞かれる実際に移植を受けた患者さんの声は感謝こそあれ非難の声は全く聞こえない。どんな腎臓でも透析の苦しみに比べれば有難いと。

確かに目の前の患者さんを救うための方法として手っ取り早い方法だったのかもしれない。遅れている日本の移植法の整備なんて待っていられなかったのかもしれない。
しかし、日本というこの国でやはりその勝手は許されない。目の前の患者さんは救えるかもしれないが、その性急な方法のために目の届くところにいない多くの患者さんを「殺して」しまうことだって有り得る。
そういうことを防ぐために慎重に慎重を期して整備されてきたのが「法」なのであろう。

今回の件を受けて「第3の移植」としての病気腎が論議されることになりそうだ。「論議を生んだ」という点で一連の事件は評価されるのかもしれないが、それはあくまで副産物である。インフォームドコンセントを充分に取らずに行われたそれは医師の独断による「人体実験」とも取られかねない。許されざる行為であることに変わりは無い。

現場のことなど何一つ分からない一学生としての意見です。

(一人の偉い先生によるパターナリズム的な、誰も逆らえない医療なんてもう過去のものと思っていました。これも試験勉強の為せる業。)

コメント

せきやん
せきやん
2006年11月18日16:37

あの〜・・・
お願いがあるんですけど・・
「プチッ!」のワンクリック
お願いできませんでしょうか。
ベストテン陥落ですので
復活させていただけませんか。
スミマセン!

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