待望の!?CCS初日、精神科のスタート。
まずは助教授のオリエンテーションから。

CCSとは上級医のクラーク(小間使い)となり、ついて回りその業務を学ぶみたいなものらしい。そして僕の担当の先生は早速外勤のため不在・・・。

そんな訳で今日のtaskは外来見学。研修医の先生が予め予診を取った患者さんの教授先生による診察を見学。(CCSの達成目標の1つはこの予診を取れるようになること!)

精神科の診察で重要なことはまず器質的疾患を除外すること。
「ストレスで頭が痛いんですが・・・」と来院した患者さんを、ストレスによる精神的な病気!と思ったら、後で脳に腫瘍がありました、なんてのは洒落にならない。まずは神経の疾患ではないか、脳の症状はないかを確認する必要がある。
後はやっぱり患者さんの話をよく聞くこと。これが当たり前だけど難しい。必要な情報はこちらから集める必要があるし、関係なさそうな訴えの中にも重要な情報を含んでいることもある。常に症状から出来るだけ多くの疾患を考えて、重篤なものから除外していく必要がある。

基本はやはり学生のうちからある程度身につけておきたいしね。

今日のお勉強:心身症
【定義】身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症性障害や鬱病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する。

要はストレスとか(心理社会的因子)で体の調子が悪くなる(器質的ないし機能的障害)という、「病は気から」を地で行く疾患、らしい。
心身症になりやすい性格っつーのもある。大雑把に言えばストレスに弱いとか、いつも時間に追われちゃう人とか。
分かりやすい症状としては喘息、消化性潰瘍、偏頭痛、肥満などなど。
【治療】精神面に対する治療と身体面に対する治療の両方共が重要。適応される精神療法を羅列すると自律訓練法、行動療法、交流分析、家族療法、バイオフィードバック療法、カウンセリング、森田療法、認知行動療法などなど。

不安を緩和するために向精神薬による薬物療法もアリらしい。

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